日本で身に付けた知識や技術、仕事に対する姿勢や経験は、将来、ミャンマーにとって大きな力になるはずです。いつかミャンマーの国づくりを担う人材になっているだろうと思いますし、ぜひ、そのような人材になってもらいたいと願っています。
その将来をつねに念頭に置き、日本で過ごす一日一日を大切にしながら、努力を続けてもらいたいと思います。
――大使を退任し、日本に戻られた現在はどのような活動をされていますか。また、今後、取り組みたいことは何でしょうか。
私は毎日、インターネットなどを通じてミャンマーで何が起きているのか、情勢がどのように変化しているのかを確認し、つねに情報を更新しています。
また、日本で働いたり学んだりしているミャンマー人の方々とお会いする機会もあります。どのような思いで日本に来たのか、日本での生活や仕事、勉強の中で困っていることはないかなど、できる限り本人たちの声を直接聞くよう努めています。
日本で働くミャンマー人のキャリア形成を支援したい
同時に、日本の方々にも現在のミャンマー情勢に関心を持ち、現地で何が起きているのかを知っていただきたいと考えています。そのため、講演やインタビューなどの依頼も可能な限りお引き受けし、ミャンマーの現状をお伝えしています。
今後、とくに力を入れたいと考えているのが、日本で働くミャンマー人のキャリア形成への支援です。
25年末時点で技能実習生が約3万5000人、特定技能外国人が約4万5000人にのぼり、両者を合わせると約8万人のミャンマー人が日本で働いています。
さらに、「技術・人文知識・国際業務」の在留資格を持つ人も約1万7000人おり、多くのミャンマー人が今後も日本で長く生活し、仕事を続けていくことになると考えられます。
ミャンマー人を採用してくださっている日本企業の方々とお話しする際には、まず、雇用の機会を提供していただいていることに感謝しています。そのうえで、採用されたミャンマー人が、その会社でどのような経験を積み、自らのキャリアを築いていけるのかについても、ぜひ一緒に考えていただきたいと思っています。


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