東急田園都市線の池尻大橋→渋谷も、15年度の184%から138%まで46ポイント低下した。同区間もピーク時の輸送人員は約7万8000人から約5万6000人まで減っており、列車本数も減ったものの混雑率は以前より大幅に下がった。東京メトロ東西線も約1万1000人減、JR南武線も約8600人減と、日暮里・舎人ライナー以外は全区間で10年前よりも輸送人員が減っている。
そんな中、数百人の減少にとどまっているのが小田急小田原線だ。同線の世田谷代田→下北沢間のピーク時輸送人員は15年度も25年度もほぼ同じ約7万3000人で、減ったのは400人ほど。最も輸送人員の多かったコロナ禍直前よりは減っているものの、10年前とほぼ同レベルまで戻ったことになる。
一方で、18年に完成した複々線化によって列車本数が増え、輸送力は約1万人分以上アップ。混雑率は15年度と比べて41ポイント低い150%に抑えている。
混雑率が上がった区間は?
全体的には10年前と比べて低下した鉄道の混雑率。だが、25年度のほうが混雑率が高まった区間もある。国交省が各都市圏で「主要区間」としている東京圏31区間、大阪圏20区間、名古屋圏8区間の計59区間を対象に15年度と25年度の混雑率を比較すると、25年度のほうが上昇したのは14区間だ。


