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ランチ会で繰り出されるママ友たちからの《さりげないマウンティング》に心をザワつかせないで済ませる「3つの方法」

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他人との比較には、非常に高い心理的コストがかかっているという(写真:zon/PIXTA)
  • 櫻井 かすみ ファイナンシャル・ウェルビーイング研究者、ママ金融教育家、著者、ファイナンシャルプランナー、小学校教諭免許状保有
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「〇〇さんちは、もう家を買ったらしいよ」「あの家族、毎年ハワイに行ってるよね」――楽しかったはずのランチの帰り道、心に残るのはなぜかモヤモヤ。「うちは出遅れているのではないか」「もっとちゃんとしなければ……」。

しかし、少し立ち止まって考えてみてください。その比較、本当に意味があるのでしょうか。収入も、家族構成も、価値観も、住んでいる場所も違う。前提条件がまったく異なる相手と比べている時点で、その比較に意味はありません。

それでも私たちは比較してしまう。こうした比較には、お金も時間もかかっていないように見えます。けれど実際には、判断力を消耗し、自己決定感を削り、満足感を下げ、不安を増幅させるという、非常に高い心理的コストを支払っています。これを「比較コスト」といいます。

人間なので、比較はついついしてしまいますし、完全に避け切るのは難しいでしょう。だからこそ必要なのは、比較に振り回されない仕組みを持つことなのです。仮に小さなモヤモヤだったとしても、この1回のモヤモヤが、判断力を消耗し、帰宅後の家事をイライラさせ、夫への当たりを強くしてしまう。

「比較コスト」を限りなくゼロにする方法

比較コストをゼロに近づける方法は3つあります。第1に、比較が起きる前に「自分の基準」を決めておく。比較が生まれるのは、自分の判断基準が曖昧なときです。まずやるべきは、「私はなぜお金を増やしたいのか」という問いに答えることです。

安心な時間を得るため、家族との時間を過ごすため、自由に選べる状態になるため、といったように。この答えが言語化されると、他人の選択は参考情報にはなっても、脅威ではなくなります。基準が内側にある人は、外の情報に振り回されることがありません。

第2に、比較が起きる場所から距離を置く。比較は、環境によって増幅されます。SNSを開いた瞬間、ランキングや記事を見たとき、いいねの数や成功事例ばかりが並ぶ情報。こうした場所に長くいれば、比較コストは確実に積み上がります。

ゼロに近づける方法はシンプルです。比較を生む場所に長くいないということです。SNSや情報に触れる時間を決める。目的なくスマホを眺めない。判断が必要なときにだけ見る。これは現実から目を逸らす逃げではなく、判断力を守るための戦略です。

第3に、比較を「問い」に変える。それでも、比較は起きます。完全に避けることはできません。大切なのは、比較をただの感情で終わらせないことです。「すごいな」「焦るな」「うらやましいな」で止めずに、こう問い直してみてください。

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