キャリアをはじめ、人生のさまざまな面で不確実性が高まる中で、自分の人生の幸せを求めて生きるうえでは戦略性が問われる。戦略性とはいわば、「やること」と「やらないこと」を明確にすることだ。
流行だから、まわりがやっているから、そういうものだから──。そんな前提のまま、自分の人生にとっての意味を考えることなく、思考停止のまま流されることを繰り返していては、いつまで経っても自分が主役の人生を送るなんてできない。幸せも遠のくというものだ。
反対に、自分の人生に対する確固たる信念があれば、行動は自ずとオリジナルなものになり、自分の考える幸せに向かって着実に進める。他人のための人生ではなく、自分のための人生を生きるうえでは、その行動も信念に基づいたものであるべきで、逆に言うと信念にそぐわない行為はしない、やらない、という気概が求められる。
「目立たない」と「自分の考える上質」、2つの判断軸
私自身は生きるうえで、「low profile and high quality」を大事にしており、その志に照らし合わせてやらないことを判断している。「low profile and high quality」とは、「目立たない、そして自分の考える上質な生き方をする」という意味だ。
プライベートな部分における生活や行動などは、その名の通りプライベートであるがゆえに、目立たないことが大事だし、不特定多数の人に知ってもらおうとは露ほども思わない。また、他人のプライベートやプライバシー、生き方には尊敬の念をもって接し、決して自分自身の信念などを押し付けることもしない。

