また、世間では当然と思われているが、私がやっていないことがもうひとつある。3度の食事だ。
まったく食べない日もあるし、多い日で1日2回、平均で1日1食という感じである。
もともとは、若い頃に仕事が忙しすぎてランチの時間さえ惜しく、食べる習慣がなくなったのがきっかけだ。ただ、現在は理由が違う。自分の年齢やライフスタイルを考えると、1日3食では単純にカロリー過多になるのだ。
体重が増えすぎれば当然健康面での不安が出てくるし、そこから焦ってダイエットなんてするのも「何やってんの?」という感じがしてしまう。体重管理は、摂取カロリーたるインフローと、運動などにより消費されるアウトフローの関係でしかない。要はインフローを抑えるか、アウトフローを増やすか、ということに尽きるのだ。
アウトフローたる運動などでカロリーを消費しようとすると、膨大な時間と労力を要することは調べればすぐにわかる。つまりは運動だけで体重を落とすのは、決して容易ではない。
そもそも代謝も年齢とともに落ちてくる。であれば、インフローとしての摂取カロリーを制限したほうが合理的というものだ。
おかげで過去10年以上、毎年の人間ドックで体重はほぼ一定だ。変動があってもプラスマイナス0.2キロ以内。体調に問題はないし、服のサイズが変わることもない。
もちろん、規則正しい1日3食が健康的だという考え方もあるだろう。だが、私自身にとっては摂取カロリー過多になってしまう元凶だし、逆に「食べる」という時に食べたいものを我慢しないで済むように、そしてダイエットに無駄な時間を費やさないように、日ごろからカロリー制限をしている。
ただし、これはあくまで私自身の年齢や生活スタイルに合わせた選択にすぎない。適切な食事の回数や量は人によって異なるので、体調に不安のある方は医師など専門家に相談したうえで判断していただきたい。
人生後半戦、残された時間をどう使うか
いずれにしても、自分にとっての上質な人生を生きるうえでは、本当にやるべきこととやらなくてよいことを、自分自身の信念と判断軸で見極めてほしい。とりわけ人生後半戦を迎える40歳以降は、残された時間を考慮しつつ、なおさらそのことを意識して生きるべきではないだろうか。

