有料会員登録 東洋経済オンラインとは
キャリア・教育

《大学生の不登校》「欠席」「成績」「高校タイプ」に傾向が・・・「AI中退予測」が示唆する、大学に求められる"入学者のケア"

8分で読める
大学生不登校イメージ
児童生徒だけでなく、大学生の不登校も懸念されている(写真:Graphs/PIXTA)

INDEX

不登校児童生徒数が過去最多となっているが、近年、大学教育の現場でも、学生の中退や休学、その前段階ともいえる長期欠席、いわゆる「不登校」の状態を懸念する声が上がっている。大学生の不登校の実態と予防策について、AIを活用した中退予測に取り組む東京都市大学教授の白鳥成彦氏に聞いた。

「中退理由」の裏にある複合的な背景

「大学生の不登校」に明確な定義はないが、その実態を考える手がかりとなるデータとしては、文部科学省の「令和6年度学生の中途退学者・休学者数の調査結果」がある。これによると、高等教育機関における中退率は2.10%で、主な理由は「転学・進路変更等」「学生生活不適応・修学意欲低下」「就職・起業等」が上位を占める。休学率は2.95%で、大学、短大、高専では増加傾向にあり、理由は「海外留学」「精神疾患」「経済的困窮」など多岐にわたる。

学校教育に関する新着記事の情報などをメールマガジンでお届けします。登録はこちらから

ただし、白鳥氏は、こうした調査に表れる「主たる理由」だけでは実態を捉えきれないと指摘する。

「文科省の調査では、中退や休学の理由を1つ答える形になっています。しかし実際には、複数の要因が絡み合っているケースがほとんど。例えば、転学や進路変更という理由は一見すると前向きに見えるかもしれませんが、その背景には経済的な問題や学業面での挫折、友人関係のつまずき、大学生活への不適応などが隠れているケースもあります」

2/5 PAGES
3/5 PAGES
4/5 PAGES
5/5 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

キャリア・教育

人気記事 HOT

※過去1ヶ月以内に配信した記事の閲覧数