この期間であれば“早い者順”ではなく、受注の順番が決まるため受注が過度に集中することを防止する効果があった。一方、3月1日以降は早い者順での受注となり、すでに相当数のバックオーダーをかかえている状況だ。
こうした経緯の中、今回は7月1日に発売した一部仕様変更モデルの試乗会となった。
主な変更点は、安全装置を「デュアルセンサーブレーキサポートⅡ」に変更したことだ。これにより、作動を自動2輪車や自転車まで拡大し、車線逸脱抑制機能を全車に標準装備とした。また、フロントパーキングセンサーを追加している。
快適性の領域では、アダプティブ・クルーズコントロールをAT車は全車速、MT車は時速30km以上で追従するよう設定した。また、オプションでスズキコネクトを設定。SOSボタンなどを設置し、マルチインフォメーションディスプレイのカラー化を施した。
オフロードとオンロードでノマドを試乗
さて、試乗には大きく2つのシチュエーションが用意されていた。
1つ目は、本格的オフロードコース「富士ヶ嶺オフロード(山梨県南都留郡富士河口湖町)」だ。
今回の走行メニューは、2018年に現行「ジムニー」発売時にスズキが実施した試乗会とほぼ同じ。ジムニー シエラについては、別のコースでオフロード走行を経験していることを付け加えておく。
AT仕様のトランスファーレバーを4Lで固定して、まず林道コースに入ると、クルマ全体がゆったりとした雰囲気で進む。続く急な上り坂でも、ジムニーと比べて大柄になって扱いにくいという印象はない。
さらに、急な下り坂から急な上り坂となる“すり鉢”でも、ゆったりと余裕がある感じで走り抜けた。ホイールベースが長くなった効果がわかる。
次に、ローラー台にクルマを停めて、対角線上の前後輪が路面と設置せずに空回りするスタック状態を再現。ブレーキLSDトラクションコントロールによって、なんなく脱出した。

