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キャリア・教育

「そんなに怒ってないのに」子どもが傷つく理由→親の「ひと言」と子どもの脳の間にある大きなズレ

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発達障害・グレーゾーン 子育て大変だと思ったら これ、言ってみて!
子どもの脳の中では、注意された内容を理解する前に、感情が先に反応しています(写真:buritora/PIXTA)
  • 吉野 加容子 発達科学コミュニケーション代表・学術博士

INDEX

「もしかして、うちの子って他の子と少し違うのかもしれない」
声をかけても、まったく聞いていないように見える。
他の子が自然にできることを、うちの子だけが苦手にしている。
ママ友や先生に相談しても、どこか話が噛み合わない。
「発達障害」「グレーゾーン」という言葉は気になる。
でも、すぐに認めるのはこわいし、できれば大ごとにはしたくない――。
そんな「言葉にならない違和感」を抱えながら、毎日の子育てに疲れ切っている親御さんは少なくありません。
脳科学をベースに、家庭でできる発達支援を提案してきた吉野加容子氏の新刊『発達障害・グレーゾーン 子育て大変だと思ったら これ、言ってみて!』では、子どもの困った行動を「性格」や「わがまま」ではなく、「脳の特性」から捉え直す方法を紹介しています。
今回は「親の“何気ない注意”が子どもの脳にどう届くのか」、その考え方を紹介します。

親の注意は、思っている以上に脳に強く届いている

「そんなに怒ったつもりはないのに、子どもがすぐ泣いてしまう」「少し注意しただけなのに、『また怒られた』と言われる」「普通に言っただけなのに、子どもがふてくされる」

『発達障害・グレーゾーン 子育て大変だと思ったら これ、言ってみて!』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします。紙版はこちら、電子版はこちら。楽天サイトの紙版はこちら、電子版はこちら

発達障害・グレーゾーンの子どもを育てている親御さんから、こんな相談を受けることがあります。

親としては、ただ注意しただけ。「早くして」「まだやってないの?」「何度も言わせないで」「ちゃんとして」。どれも、日常の中でつい出てくる言葉です。

強く怒鳴ったわけではない。人格を否定したつもりもない。子どもを傷つけたいわけでもない。それなのに、子どもは大きく反応する。

泣く。黙る。怒る。ふてくされる。「どうせ僕が悪いんでしょ」と言う。「ママはいつも怒る」と言う。

そんな姿を見ると、親御さんのほうも戸惑います。

「そんなに傷つくようなこと、言ったかな?」「これくらいで泣かれたら、何も言えない」「注意しなかったら、ますます困るのに」

そう感じるのは当然です。

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