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キャリア・教育

「そんなに怒ってないのに」子どもが傷つく理由→親の「ひと言」と子どもの脳の間にある大きなズレ

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発達障害・グレーゾーン 子育て大変だと思ったら これ、言ってみて!
子どもの脳の中では、注意された内容を理解する前に、感情が先に反応しています(写真:buritora/PIXTA)
  • 吉野 加容子 発達科学コミュニケーション代表・学術博士
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けれど、ここには、親の言葉と子どもの脳の受け取り方の間に、大きなズレがあります。親は「注意しただけ」と思っている。でも子どもの脳には、「否定された」「責められた」「またできなかった」と強く届いていることがあるのです。

親の中では「ひと言」でも、子どもの脳には「また怒られた」になる

たとえば、朝の支度の場面を考えてみましょう。子どもがなかなか着替えない。ランドセルの準備も終わっていない。時計を見ると、もう出発時間が近づいている。

親は焦ります。「早くして」「まだ着替えてないの?」「何してるの?」「もう時間ないよ」「学校に間に合わないよ」。

このとき、親の中では、それぞれ別々の言葉かもしれません。1回目は、急いでほしいだけ。2回目は、状況確認。3回目は、促し。4回目は、時間を知らせている。5回目は、結果を予測している。

ところが、子どもの脳には、こう届いていることがあります。

「また怒られた」「また自分はできていない」「また急かされた」「また責められた」

つまり、親が思っているよりも、子どもの脳の中では“否定された記憶”として受け取られやすいのです。

特に、発達障害・グレーゾーンの子どもたちは、言葉そのものだけでなく、声のトーン、表情、スピード、空気の変化を敏感に受け取っていることがあります。

「早くして」という言葉そのものより、親の顔が怖かった。声が強かった。急かされる感じがした。自分が責められているように感じた。

こうした情報が一気に入ってくると、子どもの脳は「行動しよう」とするより先に、「守ろう」とします。すると、動きが止まる。言い返す。泣く。ふてくされる。

親から見ると、「注意したら余計に動かなくなった」ように見えます。けれど、子どもの脳の中では、注意された内容を理解する前に、感情が先に反応しているのです。

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