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昔からの商店街、昭和の趣を残す家屋、狭く入り組んだ路地……さまざまな再開発が進む東京だが、中には再開発されないままの街もある。
タワマンや高層オフィス、大きな商業施設が生まれない街には、どんな理由があるのか――。ライター・坪川うたさんが、緻密なリサーチとフィールドワークで送る連載。第7回は「本蓮沼」を取り上げる。
前編では、再開発されない街「本蓮沼」の現状と歴史を伝えた。本蓮沼駅周辺では市街地再開発事業が行われず、タワマンや超高層ビル、大型商業施設はない。
そんな本蓮沼から南へ3kmほど下ると、同じ板橋区でありながら市街地再開発事業が実施され、タワマンが建てられた街が存在する。「大山」だ。
本稿では、本蓮沼と大山を分ける4つのポイントから、本蓮沼が再開発されない理由を分析する。
地上駅か地下鉄駅か
1つ目の分岐点は、鉄道の構造だ。
大山駅は東武東上線が地上を走るため踏切問題を抱えており、これが再開発の起爆剤になっている。
東武東上線の大山駅(写真:筆者撮影)
大山駅付近の踏切。踏切によって商店街や街が分断されている(写真:筆者撮影)
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