一方、本蓮沼駅が面する中山道(国道17号)は旧中山道を拡幅したもので、すでに整備済みである。よって、新たに道路を通すために沿道の建物を立ち退かせる圧力が働くことがない。
商業集積と都心近接性
3点目は、商業集積と都心近接性、地価のポテンシャルである。
大山には戦後、大規模な闇市がつくられ、のちに商店街として整備された。現在は2つの商店街が連なっている。
まず、遊座大山商店街。飲食店をはじめとした店舗が軒を連ね、平日でも多数の人が歩いている。シンボリックな門や統一感のある街路灯も商店街の賑わいを演出している。
遊座大山商店街とつながるようにして、ハッピーロード大山商店街が存在する。こちらは、旧川越街道沿いの複数の商店街が合併して1978(昭和53)年に誕生したアーケード商店街だ。暮らしに必要な店舗が集積し、老若男女が買い物をしている。歩いてみると、その想像以上の規模と賑わいに驚かされる。

