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ライフ #再開発されない街

「開かずの踏切がある」「幹線道路の有無」…板橋区でも「再開発された街」「されない街」分けた4つの理由

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本蓮沼駅の出入り口
本蓮沼が再開発されない理由とは?(写真:筆者撮影)
  • 坪川 うた ショッピングセンター研究家・ライター
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大山はこのような大規模商店街を抱えているうえに、池袋から東武東上線で3駅、5分の好立地。商業集積と地価ポテンシャルがあるため、市街地再開発事業において保留床(分譲マンション)が売れ、事業の採算が成立する。

しかし、本蓮沼は街中に商店が点在するものの、大山のようなまとまった商店街はない。住宅地の性格が強く、商業拠点性は低い。

本蓮沼は街中に商店が点在するものの、住宅地の性格が強い(写真:筆者撮影)

板橋区による位置づけの違い

4点目は、板橋区の都市計画上の位置づけだ。

板橋区では、1989(平成元)年に『まちづくりいたばし21 板橋区市街地整備方針』を策定している。本方針において、大山は「地域中心」という地域の中心性が高い拠点、本蓮沼は「地区商業中心」という小さな拠点に位置付けられた。

また大山から板橋区役所前、板橋に広がるエリアは「活力と交流の拠点」として、区内で最も大きい拠点の1つに定められた。さらに同年、東京都が大山駅周辺を再開発誘導地区に指定している。

その後、板橋区は1998(平成10)年に都市計画マスタープランの第1次、2011(平成23)年に第2次、2018(平成30)年に第3次、2026(令和8)年に第4次を策定している。

都市計画マスタープランの第1次では、先ほどと同様に大山は「地域中心」、本蓮沼は「地区商業中心」とされたほか、大山駅前は道路・交通基盤を整えるまちづくり誘導地区に設定された。そして、まちづくりの手法として市街地再開発事業が挙げられている。一方、本蓮沼駅付近では、そのような地区設定はされていない。

第2次においても、大山駅周辺地区はまちづくり推進地区と定められ、「大山駅前再開発」と「東武東上線の立体化」が明記されている。本蓮沼駅周辺はやはり、特に地区設定はない。

第3次にも大山駅周辺に関しては、「市街地再開発事業」「東武東上線の立体化」「補助26号線の整備」が書かれている。ここで本蓮沼駅周辺については、「アスリート通り周辺のにぎわい形成」が登場するが、再開発を行うとはされていない。最新の第4次も概ね同様の内容だ。

本蓮沼駅から、北区の味の素フィールド西が丘や味の素ナショナルトレーニングセンターにつながる蓮沼アスリート通り(写真:筆者撮影)
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