東京都は2004(平成16)年の「踏切対策基本方針」において、遮断時間が長い、自動車交通量が多いなどの課題があり、重点的に対策を実施・検討すべき踏切を重点踏切として抽出した。その中に、大山駅付近が含まれていた。
2014(平成26)年、連続立体交差事業の候補区間に位置づけると表明され、2019(令和元)年12月に都市計画決定に至った。約1.6kmの区間で鉄道を高架化する事業で、併せて駅前広場の整備などが検討されている。
これに対して、本蓮沼駅は都営三田線の地下駅である。駅は国道17号(中山道)の直下に設置されており、地下鉄なので踏切がなく、立体交差事業という土地を大きく組み替える理由が発生しない。
幹線道路の整備
2つ目のポイントは、幹線道路の整備事業の有無だ。
大山では、1946(昭和21)年に都市計画決定されたものの着工されないままであった補助26号線を整備する話が1991(平成3)年に持ち上がり、道路整備と再開発をセットで進める方針となった。道路整備は商店街の反対もあり長年実現しなかったが、2015(平成27)年に事業認可された。
これに合わせ、クロスポイント周辺地区と大山町ピッコロ・スクエア周辺地区の市街地再開発事業が計画された。各地区に2棟ずつ超高層のタワマンが誕生するもので、クロスポイント地区は建設工事が完了し、ピッコロ・スクエア地区は2027(令和9)年1月から工事着手予定である。

