言うまでもありませんが、不安を抱えて暮らすのはストレスです。それに、ストレスは体にも大きな負担がかかります。その1つが、「自律神経の乱れ」です。自律神経は、呼吸や血圧、体温や消化など生命活動をコントロールしています。自律神経には活動モードの「交感神経」と、リラックスモードの「副交感神経」の2つがあり、その2つのバランスが整っているのがよい状態です。
不安や心配事、疲れや人間関係などでストレスが続くと、自律神経のバランスが乱れ、交感神経が優位になります。すると、こんな流れができやすくなってしまいます。
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血管が収縮する
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収縮した血管に血液を送るために、心臓に負荷がかかる
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期外収縮・動悸が起こりやすくなる
もちろん、ストレスの感じ方は、人によって異なります。例えば、いつも仕事をバリバリとやっている人。この人が不整脈を起こしやすいかと言ったら、そんなことはありません。交感神経が優位になっていても、本人にとってそれが当たり前であったり、楽しいと思ったりしているのであれば、さほどストレスを感じないでしょう。
重度のストレスによる倦怠感は、死亡率まで高める
問題は、人それぞれのストレス耐性のレベルを超え、これまでストレスと感じていなかった物事を「ストレスとして感じること」です。ストレスに耐えられるレベルをバケツの大きさだとすると、その大きさは人それぞれです。同じ量の水=ストレスでも、バケツが大きければあふれません。
だからと言って、小さいバケツがいけないという意味ではありません。大事なのは、バケツが大きかろうと小さかろうと、ストレスをバケツからあふれさせないようにすることです。
重度のストレスによる倦怠感は、死亡率まで高めます。イギリスのアバディーン大学が約30万人を対象に16年間追跡調査した結果では、「いちばん倦怠感が高かったグループ」は「いちばん倦怠感が低かったグループ」に比べて1.45倍も死亡率が高く、特に心臓血管系の異常(心臓発作など)による死亡が多かったそうです。

