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成長速度を変える「3つの目」
同じ会議に出て、同じ資料を見て、同じ説明を聞いているのに、「そんな見方があったのか」と思うような意見を言う人がいます。私は長年ビジネスをしてきましたが、その違いは頭の良さだけでは説明できないと思っています。
もちろん、さまざまな知識をインプットすることはとても大切です。しかし、同じ本を読んでも、同じ講演を聞いても、そこから何を受け取るかは人によって違います。なぜでしょうか。その差を生むのは「見る目」だと思っています。私がよくお話しするのが、「虫の目」「鳥の目」「魚の目」の3つの目の話です。
まず虫の目です。虫は地面すれすれを歩いています。ですから、小さな変化や細かな違いによく気づきます。つまり、私にとって虫の目とは、「疑いの目」です。「本当にそうなのだろうか」「みんなが言っているから正しいのだろうか」。そんなふうに考える目です。
世の中には、常識と呼ばれているものがたくさんあります。しかし、その常識がいつも正しいとは限りません。新しい発見というのは、たいてい「本当にそうなのだろうか」という疑問からはじまります。批判するためではなく、別の可能性を探すためです。疑うことは否定することではなく、もっと広く見るための第一歩なのです。

