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キャリア・教育

「虫の目」「鳥の目」「魚の目」…同じ情報のインプットからまったく違う答えを導き出す人が"3つの目"で見ている景色

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ビジネスにおいては「見る目」の違いが大きな差を生むという(写真:Fast&Slow/PIXTA)
  • ⻆谷 建耀知 株式会社わかさ生活 創業者 代表取締役社長
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しかし私は、そこに人間の脳の面白さがあると思っています。人間は24時間考え続けることは、ほぼ不可能です。ですが、24時間気にし続けることはできます。私はこの違いがとても大切だと思っています。

「考え続ける」というのは、常に答えを探し続けることです。しかし「気にし続ける」というのは、抱えている問いを頭の片隅に置いておくこと。ただそれだけです。

例えば会社を出る前に、「今、自分が考えなければならないことはなんだろう」と1度だけ思い浮かべてみる。新しい商品についてでもいいですし、お客さんについてでもいい。会社の未来についてでもいいでしょう。そして、そのまま家に帰るのです。

家に帰ってからも机に向かえと言っているわけではありません。家族との時間を楽しめばいいですし、テレビを観てもいい。趣味に没頭してもいいのです。ただ、ふとした瞬間にその問いを思い出してみる。それだけです。

すると不思議なことが起こります。それまで何気なく見ていたものが、急に意味を持ちはじめるのです。ニュース映像で見た一言、街で見かけた広告、友人との何気ない会話、テレビ番組の中の一場面。それらが突然、自分の問いと結びつきはじめます。

時には、新しい情報に触れていなくても、湯船につかっている時や、朝目覚めた瞬間に、ふっと答えが浮かぶこともあります。なぜなら、頭の奥にその問いが残っているからです。

私もこうした経験を何度もしてきました。新しい商品のことを考えている時もそうですし、会社の方向性について考えている時もそうでした。机の前で何時間も考えている時よりも、むしろ少し力を抜いている時のほうが、ヒントが見つかることが多かったのです。

ニュートンはなぜ「万有引力」に気づけたのか

これは私だけの話ではありません。古代ギリシャの哲学者アリストテレスは、考え事をする時によく歩いていたと言われています。部屋に閉じこもって考え続けるのではなく、歩きながら思索を深めていたのです。

また、ニュートンには有名な逸話があります。リンゴが木から落ちるのを見て万有引力を発見したという話です。

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