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ビジネス #変わり続けるロングセラー

マツコをCMキャラに起用、国民投票で「柿の種」を大胆チェンジ…亀田製菓が「40年守った黄金比」をあっさり変えられた背景

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「柿の種」とピーナッツの比率
40年近く守られていた「柿の種」6割、ピーナッツ4割という比率を消費者に問い直した(出所:亀田製菓リリース)

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多くの人が親しんできたロングセラー商品。馴染みある姿ゆえに「昔と同じ」と思いがちだが、むしろロングセラーほど、時代に合わせて変わり続けているものだ。では、あの商品は、どこをどう変えてきたのだろうか――。
多くの企業ストーリーを叙情豊かに描いてきたライター・弓橋紗耶さんが綴る連載「変わり続けるロングセラー」。連載第3回は亀田製菓「亀田の柿の種」を取り上げる。
前編:「いつもと味が違う」とクレームが来たことも…実は亀田製菓だけの商品じゃない「柿の種」発売60年でも飽きられない理由

社内の“経験則”に挑んだ「梅しそ」逆転劇

「醤油」「わさび」「梅しそ」「うましお」――スーパーに行くと、大抵この4種類が並んでいる。定番の「醤油味」を買うことが多いが、2〜3回に1回はいつもと違う味を選ぶ。「どれにする?」と小学生の息子に聞くと、迷わず指差すのは「梅しそ味」だ。

大人も子どもも食べやすい「梅しそ味」(写真:亀田製菓)
【写真を見る】マツコをCMキャラに起用、国民投票で「柿の種」を大胆チェンジ…亀田製菓が「40年守った黄金比」をあっさり変えられた背景(17枚)

2013年に定番商品として発売された「梅しそ味」は、さっぱりした後味から手が止まらなくなる一品だ。しかし、開発当初、社内では反対する声が多数集まっていたという。

「梅味は今まで売れたことがない」

「作ったところで売れませんよ」

過去に期間限定商品として発売した際、取り立てて話題になるようなこともなかったのだろう。社員の間には否定的な考えが根強く残っていた。

これに対し、当時の開発担当者は市場動向やデータを武器に、真っ向から立ち向かった。結果として商品化にこぎつけたのは、2011年に制定された「おかしのことでケンカしよう。」という社内スローガンが作用していたからなのかもしれない。

以前の同社はいわゆる縦割り組織で、チームワークが十分に発揮できない場面が見られていた。しかし、スローガン制定後は毎朝セクションごとに議論する時間を設けたり、管理職が経営陣と直接話す環境を整えたりしたことで、今では意見交換しやすい雰囲気が根付いているという。

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