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マツコをCMキャラに起用、国民投票で「柿の種」を大胆チェンジ…亀田製菓が「40年守った黄金比」をあっさり変えられた背景

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「柿の種」とピーナッツの比率
40年近く守られていた「柿の種」6割、ピーナッツ4割という比率を消費者に問い直した(出所:亀田製菓リリース)
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「新商品を開発する際は、マーケティング・クリエイティブ・技術・営業と複数のチームが連携します。そうすると、その時期は朝から晩まで、毎日ディスカッションに明け暮れているんですよね。

『キーマンを納得させなきゃダメ』とか『根回しが必要』とか、よくある話として聞きますけど、当社はオープンな雰囲気があります。だからこそ、会議が全然終わらないんですけれども……(笑)」(亀田製菓株式会社 マーケティング戦略部 亀田の柿の種ブランド 担当マネージャー 児浦 隼人さん)

「梅しそ味」が今も売り場に並び続けていることが、同社の変化をよく表している。

25万票を集めた「柿の種」国民投票

迎えた2019年、亀田製菓は大胆なキャンペーン策を打ち出した。それは、40年近く守られていた「柿の種」6割、ピーナッツ4割という比率を、消費者に問い直す試みだった。

「当たり前を疑え!国民投票」と銘打ち、タレントのマツコ・デラックスさんをキャラクターに起用。外部のリサーチ会社に調査依頼する選択肢もあったが、あえて消費者投票という手段を選んだ。例年、アンケート形式で顧客の声を集めていたことも、後押しになったのだろう。

「非常に多くのお客様にご支持いただいている商品だからこそ、生の声を広く聞きたいという思いがありました。外部のリサーチだとどうしても人数が限られてしまうので、それよりもより多くの方のご意見を伺える、国民投票という形に踏み切ることにしたんです」(児浦さん)

投票期間は2カ月間。X(旧Twitter)・LINE・ハガキでの投票を受け付けると、なんと25万票が集まった。「せいぜい数万票集まったらいい方だな」と考えていた社内は、にわかにザワついた。さらに衝撃を受けたのが、その投票結果だ。長年守られていた「6対4」の比率は、まさかの3位。1位は、7万5000票以上を集めた「7対3」だった。

約40年続いた「6:4」は、まさかの3位だった(写真:亀田製菓)
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