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ビジネス #変わり続けるロングセラー

「いつもと味が違う」とクレームが来たことも…実は亀田製菓だけの商品じゃない「柿の種」発売60年でも飽きられない理由

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亀田の柿の種
半世紀以上にわたり、選ばれ続ける「亀田の柿の種」(写真:筆者撮影)

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多くの人が親しんできたロングセラー商品。馴染みある姿ゆえに「昔と同じ」と思いがちだが、むしろロングセラーほど、時代に合わせて変わり続けているものだ。では、あの商品は、どこをどう変えてきたのだろうか――。
多くの企業ストーリーを叙情豊かに描いてきたライター・弓橋紗耶さんが綴る連載「変わり続けるロングセラー」。連載第3回は亀田製菓「亀田の柿の種」を取り上げる。

発売から60年愛され続けている、「亀田の柿の種」

「カリッカリッ、ボリッボリッ――」

原稿に行き詰まると、お菓子の入った戸棚につい手を伸ばす。乱雑な引き出しのなかをぐるっと見渡すが、結局手に取るのは「亀田の柿の種」だ。咀嚼音が脳内に響き始めると、なんだか筆が乗ってきた――ような気になる。あの小気味良いリズムに助けられて、これまで何度校了にたどり着けただろう。

ビールのおつまみでお馴染みの「亀田の柿の種」(写真:亀田製菓)

「亀田の柿の種」は、亀田製菓株式会社のロングセラー商品だ。スーパーやコンビニのお菓子売り場には「柿の種」を名乗る商品が数多く並んでいるが、「JAPAN’s No.1 Rice Snack」とパッケージに記載されている通り、圧倒的な存在感を放ち続けている。市場におけるシェアは約70%(インテージSRI+調べ、2025年推計販売実績)。「『柿の種』は亀田製菓の商品名だ」と思い込んでいる消費者も、案外多いかもしれない。

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