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海外旅行が高くなったと身に染みて感じている。
欧米だけでなく、バックパッカーの天国だった東南アジアも、もはや昔のような“楽園”ではない。燃油サーチャージの高騰と円安の逆風はすさまじく、パスポート手数料が安くなったくらいでは焼け石に水だ。
体力の衰えに直面する50代でも、あるいは子連れのファミリーでも快適かつ安く滞在できる穴場な旅行先はないものか、探して見つけたのが「ベトナムのモルディブ」と称される小さな町だった。
ベトナムは「ラストリゾート」か?
初めてベトナムを訪れたのは2023年秋。
世界遺産に登録され、日本人に人気の高いホイアンのレストランで食事をしていたら、一人旅の日本人女性が店に入ってきた。彼女は店内で聞こえる話し声に気づき、「あら、みんな日本人?」と驚きの声を上げた。たまたまだが、筆者を含めて店内の客全員が日本人だった。お仲間発見、とばかりに彼女は続けた。
「円安で海外はどこも高くて。日本人にとってベトナムがラストリゾートよね」
皆、苦笑してうなずいた。

