米を覆うまぐろの刺身の分厚さに、ニヤニヤが止まらない。お寿司の店で食べたら、もっと高いだろうなと得した気分に浸りながら、まぐろと米をほおばる。口のなかでスッと溶けていくまぐろの余韻を味わいながら、ネギトロと米もいただく。1000円でこんなに旨いのなら、今度は、店内で食べられる2000円の天然まぐろ尽くし丼を食べに来たい。
ローストビーフを、食べながら歩く
市場の入り口近くにある精肉店に、次から次へと人がやってくる。所狭しとお肉が並ぶケースを眺めては、店の人と一言二言交わして、肉を買っていく。店の人とのあいだに阿吽の呼吸を感じる。常連さんに違いない。
その様子を眺めていたら、小さめの紙袋をひとつ買っていく男性がいた。お店の人に尋ねると、ローストビーフだという。串に刺さって、350円。ローストビーフの食べ歩きなんて、なんだか特別だ。もちろん買っていただいた。

