さて、その伊芸SAは沖縄道の北寄り、国頭(くにがみ)郡金武(きん)町にある。伊芸は、SAが立地する金武町の字(あざ)の名だ。
上り下りとも赤瓦にシーサーが乗る沖縄の伝統的な民家を模した造りで、お土産も食事処も沖縄色満載である。ブルーシールアイスクリームが食べられるのも旅行者にはうれしい。
食事のメニューは定番の各種沖縄そばにチャンプル、タコライス、あぐー丼など、沖縄のうちなー料理が盛りだくさんだ。その中から「山田豆腐の豆腐チャンプルー定食」を試してみた。
山田豆腐はSAの所在地である金武町にある豆腐屋さんで、食べてみたところ弾力があって豆腐の存在感が際立っている。1000円の定食はなかなかのボリュームだが、「豆腐を食べた!」という満足感が広がる味だった。
伊芸SAの上り(那覇方面)には、「物見台」と書かれた展望施設があり、海を隔てて平安座島や伊計島などが一望できる。展望台は屋根があって日差しも遮られるし、風が通るので絶景とあわせて気持ちが良い。
また、ちょうど前回のこの連載で紹介したポケモンのスタンプラリーが全国的に始まったところで、スタンプ台には専用の用紙にスタンプを楽しそうに押す親子連れの姿もあった。
中城PAは沖縄料理がない!?
もう1つの中城PAは、文字通り中頭(なかがみ)郡中城村にある。この村には、世界遺産「琉球王国及びグスクと関連遺産群」の構成資産の1つ「中城城跡」がある。PAの記念スタンプに中城城が描かれていることを期待したが、上りは守礼の門とシーサー、下りは組踊りとハイビスカスであった。
こちらも下りの施設は沖縄一色だったが、上りのフードコートに入っているのは、熊本市に本店がある「味千拉麺」。したがってメニューにも沖縄そばなどはなく、味千ラーメンやチャーシューメン、餃子などの中華メニューが並んでいた。
旅の終わり、那覇空港に戻る途中、最後のPAでソーキそばを食べようと立ち寄ってもメニューにないことになるから注意したい。

