日本を離れてはや20年だが、彼の生活には日本が深く根付いている。
専門学校を出て就職したチューヤンにとって、日本は「大学生活」という青春時代を過ごした国だ。
「7年間も大学生活するなんて、研究生みたいだよね。日本という大学に行けたのはすばらしい体験でした」
チューヤンの「日式」なライフスタイル
日々の食生活では毎日のように「茶そば」や「ざるそば」をすすり、納豆やおでんもよく食べるほどの和食好き。2025年末に日本を訪れた時のエピソードも照れくさそうに教えてくれた。
「ラーメンを食べる姿が、すごく日本人っぽいって友達に言われるよ。大工さんみたいに速く食べるから、みんなが『チューヤン、かっこいい』ってね(笑)」
『電波少年』時代に比べれば、チューヤンの日本語は飛躍的に上達したが、インタビュー中、日本語の表現につまることもあった。そんな時は、ノートにさらさらと漢字を書いてこちらに伝えてくれた。彼が手元で大切そうに使っていたのは、日本の文房具店ならどこにでもある、書きやすいと有名な日本のペンだった。
ちなみに、日本語が上達したのは、日本人のパートナーとの出会いも大きいと明かす。遠距離恋愛中の彼女に「自分の気持ちを正確に伝えたい」という想いから、日本語の学びが加速している。
「彼女のおかげで(香港を取り巻く環境が変わって落ち込んだ頃より)未来に希望が持てるようになりました。これから挑戦したいこととか、考えるだけでワクワクします」

