チューヤンにとって、日本のカルチャーに触れ、日本食を食べ、日本語を話す時間は、自分を心地よい状態に整え、未来を楽しみに前へ進ませるパワーとなっている。
日本の「あたりまえ」の価値
「日本のあたりまえが、海外ではものすごい価値を持つ」。言い古された感もあるが、香港ではまさにそれが日常の風景となっている。日本の「細部まで妥協しない丁寧さ」は、香港の地で今も力強く息づく。
取材を終えた帰り道、人気の日系のカフェに立ち寄った。普段は「少し割高だから」と敬遠していたこの店でラテを注文し、忙しそうに行き交う香港の街を見下ろす。丁寧な時間が流れるこの空間は、「日式」ならではの懐かしい心地よさに満ちていた。

