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ライフ #日本野球の今そこにある危機

「大谷翔平と同じ道」は選ばない?佐々木麟太郎が日本をスルーしてMLBを選びうる合理的理由

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佐々木麟太郎(写真:時事)
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MLB球団に入団しても、一塁かDH(指名打者)が主なポジションになる可能性が高い。一塁手もDHも、打撃で大きく貢献することを求められるポジションだ。佐々木には、マイナーリーグで中軸打者にふさわしい打撃力を示し続けることが求められる。

守備能力が高い選手であれば、多少打撃が振るわなくても、複数のポジションを守れる「汎用性」によってメジャーで生き残ることも考えられる。しかし佐々木の場合、守備や走塁で打撃不振を補える余地は小さい。

MLBドラフト上位に入る選手は何が違うのか

ちなみに今季のMLBドラフトでホワイトソックスから全体1位指名を受けたのは、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)のロック・チョロウスキー。佐々木と同じ2005年生まれだ。

チョロウスキーはUCLAで3シーズンプレーし、通算178試合で打率.329、出塁率.447、長打率.624、52本塁打を記録した。OPSは1.071で、打率、本塁打、OPSなどの主要な打撃指標で佐々木を上回っている。

それだけでなく、チョロウスキーは遊撃手だ。内野の中でも難易度が高い遊撃手としてプレーしながら、佐々木を上回る打撃成績を挙げている。MLBの評価でも、遊撃手として高い守備力と強肩を備え、プロでもそのポジションにとどまれる可能性が高いとされている。

MLBに入ってからも、チョロウスキーは選択肢が広い。仮に遊撃手として通用しなくても、他の内野のポジションへ移る余地がある。全体1位候補となる大学生打者には、このクラスの打撃成績に加え、高い守備力や身体能力も求められるのだ。

MLBドラフトでは、上位10巡目までの各指名順位に「スロット額」と呼ばれる基準額が設定されている。ただし、実際の契約金は指名順位だけで決まるわけではなく、各球団に割り当てられたボーナスプールの範囲内で、球団と選手が交渉して決める。

チョロウスキーは、全体1位のスロット額1135万600ドルを下回る1035万ドルでホワイトソックスと合意した。それでもMLBドラフト史上最高額の契約金となった。

一方、佐々木が指名された全体235位のスロット額は23万9200ドルだ。これはあくまで基準額であり、佐々木の実際の契約金はまだ決まっていない。

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