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ライフ #くらたまの「人生後半、独り旅」

50代、人生後半の生きがい探しに「子どもの頃の楽しさ」は通用するか 55歳漫画家がアジ釣りで経験した"渋すぎる現実"

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釣りをする女児
子どもの頃の楽しい経験。人生後半でも通用するのでしょうか(写真:マハロ/PIXTA)
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波が大きく、かなり船は揺れていて、船酔いの兆候が出始めていたので、帰ると決まったときはちょっとホッとしてしまいました。

陸に戻ると、船長が「今日は今年一番釣れませんでした」と嘆いていました。「普通はもっと釣れるので、こりずにまたきてくださいね」。

船長の言葉に、私とM、Hさんは口々に「はい、リベンジしたいです」と答えましたが、ミカンは複雑な顔をしていました。ミカンが唯一釣りあげた小さなイワシはバケツから逃げてしまい、結局じゃんけんで獲得したアジ1匹の釣果しかなかったせいもあると思います。

素人の場合、釣りは釣れてこそ楽しいが真理なので、釣れなかったミカンは「もうええわ!」と不貞腐れ気味なのかもしれません。

釣りたてアジの味とお値段

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クーラーボックスに全員分の釣果を入れ、予約した居酒屋へ行き、釣りたてのアジとイワシを調理してもらって祝杯を上げました。

「今度は、アジ以外の魚釣りに行きたいな」私が言うと、「私は陸で待ってる」と苦笑いのミカン。でも、スーパーで買った魚とはまったく違うコリコリの歯応えの刺身と、彼女が大好きな銘柄の冷えたビールで、すぐにご機嫌になりました。

終盤出されたアジフライは、身は小さいけど絶品でした。とはいえ、これを食べるために払った料金は、釣り代4500円+調理代2000円で6500円。アジのフルコースとしては、ちょっとお高いな……という感じです。

新鮮なアジの刺身。歯ごたえがまるで違う(写真:筆者提供)
絶品アジフライ(写真:筆者提供)
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