83年3月には5ナンバー車、同年7月にはロングボディ車、85年にはオートマチック車を追加。89年にはオーバーフェンダー採用のワイドボディ車も登場し、バリエーションを拡大。多様化するニーズに対応した。
エンジンには4気筒の2.0Lガソリンや2.3Lディーゼル、2.3Lディーゼルターボなどを搭載。88年には3.0L・V型6気筒モデルや、ディーゼルターボ車に冷却効果の高いインタークーラー付きなどを投入し、走行性能を強化した。また、リアサスペンションをトラックなどに採用例の多いリーフ式から3リンク式コイルに変更。オフロード性能と乗用車並みの扱いやすさの両立という、パジェロの特徴に一層の磨きをかけた。
展示車の印象
なお、今回チェックした展示車はメタルトップのショートボディ車。実際に、間近で現車を見てみると、保存状態がかなり良好のようで、約40年前のクルマには思えないほどの美しさだ。
全体的に角張ったフォルムは、今のクルマにはないスパルタンな印象。フロントバンパー裏側のウインチも雰囲気満点だ。ウインチとは、泥濘(でいねい)地や雪道などでスタックした際に、内蔵するワイヤーを一度伸ばし大木や岩などに引っかけたあと、ワイヤーを巻き取ることで自車を引っ張り脱出させる際に役立つ機構だ。

