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7月9日、れいわ新選組の山本太郎代表が記者会見を開き、代表の辞任と政界からの引退を表明した。会見の主題は、2025年10月に道路交通法違反(法定速度時速80キロの道路を、69キロ上回る時速149キロで走行したとされる速度超過)で検挙された件についての説明だった。
会見そのものは謝罪から始まった。しかし質疑応答の中で、山本氏が記者とやり取りをしながら笑顔を見せる場面が見られた。
ある記者から「政治家全般やめるの?」と問われた際には、笑いながら「もうやめた!」と答える場面があり、この短いやり取りがSNS上で切り取られて拡散。ネット上では、「笑い方が不気味だ」「釈明の場にふさわしい態度とは思えない」といった趣旨の反応が広がっている。
なお、本稿では山本氏の政策や、辞任・引退という判断そのものの是非については論じない。あくまで、「謝罪や引退を表明する会見という場面で見せた笑顔」という1つの表層的な出来事が、なぜこれほど強い反発を招くのか、という点を、見た目の科学の視点から解剖したい。
山本太郎が逸脱していた「表示規則」という心理
私たちは日常的に、感情をありのまま表に出しているわけではない。むしろ、状況に応じて表情を調整するという作業を、ほとんど無意識のうちに行っている。
例えば、もらった誕生日プレゼントの内容が気に入らないものだったとしても、がっかりした顔ではなく笑顔を作ってしまうのは、その典型例だ。

