今回私が検証する『スナズ』は、売り場のウイスキーコーナーに堂々と置かれていた。"先代"の評価のせいか、『スナズ』も賛否分かれる評価だ。公式サイトを見ると、本記事を執筆時点で720mlの評価は☆3.3(レビュー6件)。レビュー数の多い2.7Lは☆3.7(レビュー60件)。
保険をかける意味で、私は最小サイズの720mlを購入したが、よくよく考えると720mlって普通に大きい。角瓶やトリスは700mlで売られている。
「何なんだ、そのプラスの20mlは……量が多くて文句を言うってのも変だけど」「とは言え、180mlで200円くらいの商品があればいいのに」などと思いながら、さっそく自宅で開封。匂いを嗅いでみると、甘い感じの香り。普通っちゃ普通。だけどちょっと香りが薄い感じがするような、しないような……。
これは補足だが、同製品の原料比率はモルトとグレーンが11%以上、89%未満がスピリッツとなっている。日本の酒税法上ではウイスキー原酒(モルト・グレーン)が10%以上で「ウイスキー」を名乗ることができるが、ジャパニーズウイスキーを含め、主要生産国ではスピリッツを混ぜた飲み物を「ウイスキー」とは認めない傾向があるようだ。
ウイスキー特有の“味”がしない
まずは直球ど真ん中の“ストレート”勝負。私の正直な感想は「うっ……アルコールって感じだな」「き、きつい……」だった。度数が37%あるのでこの結果は仕方ないかもしれないが、驚いたのは“氷”を入れても“水”を入れても、この感想に変化がなかったことだ。
「酔ってたらイケるかもしれないけど……」「味とか関係なしで、安く早く酔いたい人にはいいかもしれないけど……」「自分から積極的に飲みたい感じのウイスキーではないかな……」「ネットで賛否の否の声がある理由がわかる気がする……」
私の舌が正しければ、イオンのウイスキーはウイスキー特有の“味”がしない。もう少し正確に表現すると、味はゼロではないけどものすごく薄い。琥珀色の焼酎を飲んでいるような、そんな感じの液体……。
できるだけシラフの状態で飲みたかったこともあり、初日の検証はここまで。翌日の夜、私はサラリーマンやキャリアウーマンが「今日も仕事かぁ」「会社に行きたくねぇな」といった気持ちになるのと同じ感覚で、イオンのウイスキーと向き合った(結局、5日間にわたって毎日チビチビ飲んだ)。

