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キャリア・教育

【勉強しても伸びない子必読】頭のいい子が選ぶ参考書は「最小限の解説と図でわかりにくい」のに成績が伸びるワケ

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地頭力の正体
A君はなぜ「参考書は、情報が少ないほうがいいんだよ」と言ったのでしょう?(写真:Fast&Slow/PIXTA)
  • 西岡 壱誠 一般財団法人ドラゴン桜財団代表理事・ドラゴン桜2編集担当
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この作業を実際にやってみると、多くの人が愕然とします。「わかったつもり」だったことのほとんどが、実は書けないという現実に直面するからです。

「金閣寺は知っているけれど、それが誰の時代の建物で、なぜ建てられたのかは書けない」

「応仁の乱は聞いたことはあるけれど、原因も影響も、他の出来事とのつながりも書けない」

この「書けなさ」に直面することこそが、学習の真の出発点です。わからないことを自覚した瞬間から、脳はようやく本当の意味で働き始めるのです。

この学習法は、学習科学の分野で「アクティブリコール(能動的想起)」と呼ばれる手法で、記憶と理解の定着に最も効果的な方法の一つとされています。

さて、いろいろ解説をしてきましたが、私がおすすめしたいことは極めてシンプルです。

参考書を読んだあと、その本を閉じて、白い紙に思い出せることを書き出す、というだけです。

5分でも構いません。書けなかったらもう一度参考書を開き、また閉じて書く。この往復を繰り返すだけで、あなたの学習の質は劇的に変わります。

「不便な学習」の価値を見直してみる

現代は、あらゆる情報が親切に整理され、AIが即座に答えを提供してくれる時代です。だからこそ、あえて「不便な学習」に戻る価値があります。

わからないことを、わからないままにする勇気。答えに辿り着く前に、自分の頭で考える時間。親切な参考書を、あえて閉じる決断――。頭が良くなる人とそうでない人の分かれ道は、この小さな選択の積み重ねの中にあります。

かつてAくんが私に教えてくれたように、「参考書は、情報が少ないほうがいい」。参考書は悪くありません。AIも悪くありません。それに「頼りきる」自分こそが、自分の頭を悪くしているのです。

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