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1歳6カ月の双子を乗せた自転車が転倒、"血まみれ"に…子どもを乗せられる「3輪自転車」を開発したママ起業家の奮闘

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双子を出産したばかりの中原さん(写真:中原美智子さん提供)
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「子どもを乗せられる3輪自転車のニーズは、絶対にあると確信しました。この世にまだ存在しないのであれば、私が作ろうと決意したんです。とはいえ、私はものづくりの経験がいっさいありません。自転車の構造や、道路交通法を学ぶところからのスタートでした」

東京都渋谷区で開催されたふたごじてんしゃの試乗会(写真:中原美智子さん提供)

知識を深めていくなか、ふと気づいたことがあった。中原さんが欲しかったのは3輪自転車だ。これまで2輪自転車メーカーにアプローチしていたが、もしかすると、自分がイメージしているものはリヤカーに近いのかもしれない。さっそくリヤカーメーカーに問い合わせるとやんわりと断られた。けれど熱意を伝えると、営業担当者に会ってもらえることになった。

実際に営業担当者に話をしたところ思いが伝わり、1台のみという条件で、3輪自転車の試作品を製作してもらえることに。試行錯誤をしながら、14年9月、ようやく試作品が完成した。11年、子どもを乗せられる3輪自転車が欲しいと願ってから、3年の年月が経っていた。

「イメージしていた3輪自転車ができあがったんです。実際に乗って、ペダルをこぐと、これで自由にどこへでも行けるという解放感があふれてきました。ようやく、普通のお母さんのように公園へ連れていってあげられると思いました」

母親自身が自由で自分らしくいられる環境をつくりたい

リヤカーメーカーに作ってもらった試作品「中原製試作モデル」(写真:中原美智子さん提供)

中原さんは、自分と同じく移動に困っている双子や年子の母親に、この自転車を届けたいと考えるように。全国各地で試乗会を始めると、驚くほどの反響があった。実物を見て「こんな自転車を待っていた」と泣き出す母親もいたという。

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