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「全国初の再開発だ」→「40年で松坂屋も西武もセルビも消える」…"愛知屈指の商都"から百貨店が全滅した切ない顛末

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1976年に開業した岡崎シビコ。開業時は158店の専門店があった(写真:筆者撮影)

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かつて百貨店は「特別な場所」だった。家族と過ごす休日、背伸びをして選ぶ贈答品。屋上やレストラン街には、地域の憧れと活気が凝縮されていた。しかし今、多くの街からその姿が消えつつある――。
本連載では、百貨店が消滅した街を歩きながら、「なぜ消えたのか?」を街ごとに分析していく。
第6回は愛知県岡崎市。かつて大量の大型店がひしめいた商業激戦地だ。しかし、現在はほぼすべて消滅し、百貨店も全滅。岡崎市はなぜ百貨店を維持できなかったのか。

西三河最大級の商業都市に百貨店は残らなかった

名古屋から特急で約30分。愛知県岡崎市は、徳川家康が生まれた城下町であり、人口約38万人を擁する西三河地方最大級の都市だ。その中心市街地は、岡崎城の北側に広がる康生(こうせい)地区である。しかし現在、大通りを歩く人は多くない。

かつてこの一帯には百貨店や大型商業施設が建ち並び、西三河随一の商業集積を形成していた。その多くはすでに姿を消し、跡地の一部はマンションへと建て替わっている。

かつて岡崎の中心市街地には、これだけの百貨店・大型店が建ち並んでいた。

●康生地区
・タカハシ百貨店:戦災で焼失・詳細不明
・松坂屋岡崎店:1971年開業、2010年閉店。再開発ビル「レオ」の核テナント
・セルビ:1972年開業、2011年閉店。周辺ビルへ冷暖房を供給する設備を備えた再開発ビル
・名鉄サンリバー(のちの岡崎メルサ):1973年開業、2001年閉店。東京資本のテナントが多かった
・シビコ:1976年開業。1948年設立の寄合百貨店「たつき百貨店(たつきビル名店街)」を含む4棟構成。1965年からオカダヤ(のちのジャスコ=イオン前身)が核テナント
●東岡崎駅前
・岡ビル百貨店:1958年開業、2021年閉店。市・名鉄・商工会議所による官民の店
・エコー百貨店:1963年頃開業。岡崎最初期のデパート形態の店舗
・ユニー東岡崎SC:1970年開業、2005年閉店。松坂屋に匹敵する規模だった
●郊外
・西武岡崎店:2000年開業、2020年閉店。イオンモール岡崎内の百貨店。跡地はジェイアール名古屋タカシマヤフードメゾン
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