特に真面目な人や、いわゆる「いい人」は、しばしば「雑多なタスクの吹きだまり」になりがちだ。「頼んだら何でもやってくれる人」と見なされ、時には誰もやりたがらない面倒な仕事を押し付けられるなど、便利に使われてしまう。
「時間の使い方の主導権」を自分で握ることなく、何でも気安く引き受けてしまうのは計画崩壊の大元凶。そういう人は、どんな計画を立てても「気持ちよく仕事が終わっていく日々」は手に入れられないだろう。
予定外のタスクを一度は引き受けても、同時に「今度からは納期も含めて相談したい」などと示す。これは、つまり自分の時間をどう使うのかを決める権利、主導権を尊重してもらうために、仕事上の境界線を引くということ。
「しっかり自分で計画を立てて仕事をしている人」「気安く仕事を振りづらい人」と印象づけることが、自分のタスクの優先順位を守る予防線になるのだ。
「やらないことリスト」を作る
「やることリスト」なら作成している、または過去に作成したことがある人は多いだろう。では、「やらないことリスト」はどうだろうか。考えたことはあっても、あえて紙に書き出して可視化しているという人は、あまりいないのではないだろうか。
しかし僕の経験上、「やるべきでないこと」が「やるべきこと」を阻害しているために、仕事が終わらないというのもよくあるケースだ。たとえば「動画のサブスクで延々とドラマを再生する」「延々とSNSを見る」などは、きっと多くの人にとって「本来、やるべきではないこと」であり、その自覚もあるはず。
それをあえて紙に書いたりしないのは、「本来、やるべきでないこと」だとわかりきっているからだろう。でも実際のところは、どうだろうか。「本来、やるべきでない」とわかりきっていても、ついついやってしまうのが人間だ。

