そこで第2段階めの対策となる。
「恐れ入りますが、次回からは納期も含めて相談させていただいてもよろしいでしょうか? そのほうが、しっかり予定に入れて集中して取り組めますので」
「申し訳ありませんが、今度からは調整可能な日時を出し合ってから打ち合わせを設定してもらえるとありがたいです。そのほうが、準備して参加できますので」
などと打診してみよう。少し勇気がいるかもしれないが、相談モードで腹を割って交渉するのが一番だ。
あるいは、仕事をアサインする側もふつうは「バッファ」を設けているはずなので、そこまで緊急性が高くなさそうであれば、「すみません、予定を調整して取り組みますので、今週いっぱいでもよろしいですか?」などと交渉するのもいいだろう。
「時間の使い方の主導権」を持つ
このように交渉するのは「サボりたいから」「面倒だから」ではなく、「任された仕事を精度高く仕上げたいから」「いい仕事をしたいから」なのだと伝われば、上司もむげにはできないはず。こうした働きかけを試みることもせずに、不満を抱えたまま、ただ振られた仕事を黙々とこなす、というのが一番よくない。
自分の計画を守るのはもちろん、勤務中の自分の精神衛生のためにも、上司との関係性や職場環境向上のためにも、お互い気持ちよく仕事を終えられるように主体的に働きかけることが、本当の意味での生産性を上げていく。
もちろん、こう言えば、今後は2度と計画が崩れなくなる、ということではない。
仕事には緊急事態がつきものであり、緊急性の高い事態が生じたら、その時点で仕事の優先順位は入れ替わるもの。そういうときは、自分の計画を崩してでも対処しなくてはいけない。
それでも、「時間の使い方の主導権は、あくまで自分の手にある」という意識をもつこと、そして、そういう姿勢で仕事に取り組んでいると周囲に知らせておくことに大きな意味があるのだ。

