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組織を壊す「功労者だから仕方ない」の罠 優秀だけど嫌な人物"ブリリアント・ジャーク"が許され続ける心理の正体

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怒るビジネスパーソン
「優秀だけど嫌な奴」を、なぜ私たちは「仕方がない」と受け入れてしまうのか(写真:freeangle/PIXTA)
  • 沢渡 あまね 作家/ワークスタイル&組織開発専門家
  • 伊達 洋駆 ビジネスリサーチラボ代表取締役

INDEX

大手動画配信サービス会社のNetflixが問題定義したことで、世界で注目を集めるようになった概念、「ブリリアント・ジャーク」。それは、個としての成果は優秀(Brilliant)ながらも、組織・チームを疲弊させていく嫌な人(Jerk)を指し、これまで言いようのなかった「組織の理不尽」に、明確な名前を与えた。
本連載では、『ブリリアント・ジャーク 静かにチームを壊す人たち』から、周囲が“彼ら”を受け入れ、許してしまう「心理的なメカニズム」について、同書から一部を抜粋、編集してお届けする。

なぜ、彼らは許されてしまうのか

職場における「優秀だけど嫌な奴」。そんなブリリアント・ジャークの有害な振る舞いを、なぜ私たちは「仕方がない」と受け入れてしまうのか。そこには、人が集団生活を営むうえで避けられない、いくつかの心理的なメカニズムが働いている。

1つ目のキーワードは「特異性信頼」だ。

少し耳慣れない言葉かもしれないが、平たく言えば、集団に対する貢献で貯まるポイントのようなものだと思ってほしい。人は集団の目標達成に貢献したり、期待に応える行動をとったりするたびに、「周囲からの信頼」というポイントを獲得する。

「今回のプロジェクト成功は彼のおかげだ」

「いつも頼りになるなあ」

こうしてポイントが貯まると、どうなるか。集団の規範から少し外れた行動をとっても、「あの人はこれまで貢献してきたから」と大目に見てもらえるようになるのだ。

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