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組織を壊す「功労者だから仕方ない」の罠 優秀だけど嫌な人物"ブリリアント・ジャーク"が許され続ける心理の正体

6分で読める
怒るビジネスパーソン
「優秀だけど嫌な奴」を、なぜ私たちは「仕方がない」と受け入れてしまうのか(写真:freeangle/PIXTA)
  • 沢渡 あまね 作家/ワークスタイル&組織開発専門家
  • 伊達 洋駆 ビジネスリサーチラボ代表取締役
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心理学には「根本的な帰属の誤り」という言葉がある。他人の行動の原因を考える際、その人が置かれている状況の力を軽視し、その人の性格のせいにしてしまう傾向のことだ。

たとえば、上司が会議で厳しい口調になったとき、それは彼の「人格」が破綻しているからだろうか。もしかしたら、会社の存亡に関わるプレッシャーの真っ只中にいる、あるいは、プロフェッショナルとして決して譲れない品質基準を守ろうとしている、という「状況」からかもしれない。

安易に「ジャーク認定」しない

『ブリリアント・ジャーク 静かにチームを壊す人たち』(三笠書房)。書影をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします

もし、あなたが上司からの容赦のないフィードバックや高い要求から逃げるために、「あの人はジャークだから」と決めつけて耳を塞いでいるとしたら、それはあまりに勿体ないことだ。

彼らを安易にジャーク認定して拒絶することは、自らの成長機会を放棄することに等しい。

ブリリアント・ジャークという概念は、組織を腐敗させる有害者を見極め、対処するための盾である。自分の至らなさを隠すために無闇に振り回す凶器としてはならない。

目の前の相手は、自分の保身のためにあなたを攻撃しているのか、それとも、仕事の基準を高めるために厳しく接しているのか。その答えを出す前に、一度だけ自分自身に問いかけてみてほしい。「私は今、心地よいレッテル貼りに逃げ込もうとしていないだろうか?」と。

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