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住宅やビルの換気装置といえば、パナソニックや三菱電機――。その業界地図に、これまで名前が挙がる気配すらなかった重工大手が、とある特殊分野で割って入ろうとしている。
その企業は川崎重工業、狙うのは有事の際や災害時の使用を想定した地下シェルター向けの換気装置だ。一般の建築物向け換気装置をほとんど手がけてこなかった同社が、なぜこの新領域に勝ち筋を見出しているのか。
大きな転換点は、政府が今年3月末に、他国の攻撃や災害に備えるシェルター確保の基本方針を初めて閣議決定したことだ。防護性能を備えた設備市場の立ち上がりを期待し、商機を狙っている。
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