国立大学の工学部で情報工学を専攻し、IT企業に就職した女性がいう。
「大学の工学部は本当に女子が少なかったんですが、IT企業に就職したら女性のエンジニアは割と多いです。プログラミングはデスクワークだから女子に向いている仕事だと思いますが、文系出身者が目立ちます。エンジニアになるのに情報工学に進学しなかったのは少し不思議です」
ITの現場だけではない。建設コンサルタントで女性の土木設計者も徐々に増えているが、大学の土木学科は実に女子が少ない。
つまり、理工系の職場では女子が増えているが、大学の理工系学部は女子が少ないという「ねじれ」現象が起きている。なぜ、このような「ねじれ」は起きるのだろうか。

「出口」が見える分野に女子は集まる
芝浦工業大学の副学長・磐田朋子教授は、まずこう指摘する。
「理工系の中でも女子比率に大きな差があります」

