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「サッカーファンは知ってた」「あのDAZNが謝るとは…」次々"燃料投下"で大炎上する『DAZN』が、これまで許されていたワケ

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DAZN
スポーツファンの間では、「DAZN」の評判はすでに知られていたようだが……(画像:DAZN Japan公式X @DAZN_JPNより)
  • 西山 守 マーケティングコンサルタント、桜美林大学ビジネスマネジメント学群准教授
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逆に、DAZNがこれまで大きな炎上や批判を回避できていたのは、スポーツコンテンツに特化した独自のポジションをとってきたためだと考えられる。

スポーツファンにとっては、試合中継は「お金を払ってでも見たい」と思うものだし、代替サービスが存在しなければ、価格の高さや多少のトラブルは容認せざるをえない。

スポーツ事業において放映権料は重要な収入源だ。DAZNのような放送事業者は、スポーツ事業を支える、いわば「タニマチ」のような存在だ。

この独特の立ち位置が、他の放送サービスと比べて、DAZNへの批判を起きにくくさせていたのだろう。

「こんなときに『やあ!』はないでしょ」と批判が殺到した、DAZNヘルプセンターからの返信(画像:DAZN ダゾーン ヘルプ公式X @DAZN_JP_Helpより)

今回の場合、主なターゲットは、ライトなファン、あるいは「にわかファン」であったと思われる。彼らの多くは、W杯の間は試合を見たいが、閉幕した後は、お金を払い続けてまで、W杯以外のサッカーコンテンツを見たいとまでは思わないだろう。

DAZNからしてみれば、「そうした人たちを、顧客として取り込もう」という意図があり、「DAZN Soccer」のプランを導入したと考えられる。

広告・宣伝のあり方以前に、料金プランのあり方自体が、消費者のニーズからズレていたのではないだろうか。

最初のボタンの掛け違いに、途中の対応での複数の誤りが重なって、DAZNに対する不信感を助長させてしまった――というのが実態であったように思える。

つまり、今回の炎上は、

・サービス設計(料金体系)に対する不満
・広告・宣伝のやり方に対する不満
・事後のDAZNの対応に対する不満

という3つの不満が重なっているのだ。

「サブスク」のビジネスモデルと売り文句の乖離

一定期間の「利用権」に対して定額料金を支払うサブスクリプションサービス(以下、サブスク)が浸透していく中で、DAZNで起こったような問題は、他サービスでも起こる可能性は十分にありうる。筆者には、サブスクに対する消費者の不満がくすぶり始めているようにも見えた。

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