消費者だけでなく、メディアや有識者も、DAZNの料金提示を「ダークパターン」的な手法として批判している。
「ダークパターン」とは、ユーザーを意図的に誤解させたり、不利な条件に誘導したりするユーザーインターフェース(UI)を指している。
この騒動を受けて、DAZNは「一部のお客様に混乱を招くご案内があった」として謝罪し、返金や解約にも応じる方針を発表した。しかし、謝罪文では「月額980円」という表示そのものには触れず、「一部のお客様に混乱を招くご案内がございました」という説明がされていたことが、利用者の感情を逆なでしてしまった。
SNSでは、「何を謝罪しているのかわからない」「問題の本質から逃げている」との批判が続いた。
また、DAZNヘルプセンターの公式Xアカウントが、視聴プランに対する質問や苦情を投稿した一部ユーザーに対し、軽い調子の「やあ!」というコメントで返信したことで、火に油を注ぐ状態になった。定型文を自動投稿していると思われるが、通常時であればさておき、炎上中の企業アカウントの投稿として不適切と見られたのだった。
さらに、日本-オランダ戦のDAZNでの中継において映像と音声がかみ合わない音ズレや、音割れのトラブルが発生したり、課金しているのに広告が流れたりと、視聴者から不満の声が相次ぐ結果となった。
要するに、DAZNは炎上の鎮火を図ろうとしたのだが、不適切な対応を何度もとって燃料を投下し続け、批判が延々と収まらない状況に追い込まれてしまったのだ。
これまでもトラブルは起こっていたが…なぜいま大炎上?
DAZNでは、これまでも相次ぐ値上げや、配信トラブルなどが起こってきた。W杯より前からDAZNに課金してきたサッカーファンからは「(そういう会社だって)知ってた」「本当の恐ろしさはこれから」「DAZNが謝ったことに驚き」というような投稿がSNS上でなされている。
今回の騒動は、単独で起きたものではなく、これまでの利用者の不満が噴出したものだ――という意見も見られた。
