「仲良くならなきゃ」「輪に入らなきゃ」
そう考えるから疲れるんです。
それに、深入りしないことにもメリットがあります。新しい関係を積極的に広げないことで、余計なトラブルに巻き込まれにくいし、不必要な誘いも減ります。すべての縁を広げる必要はありません。今ある人間関係で足りているのなら、それ以上足さなくても構わないのです。
また、誤解されやすいのですが、孤独は「無理な行動」をしても癒やされません。「孤独が嫌だから動こう」と思っても、その動きが義務感から出ている場合、かえって疲労が増すことがあります。
孤独感と社会的つながりの関係については、人は量よりも“質”に影響を受けることが示されています。つまり、たくさんの関係を作れば孤独が消えるわけではありません。人はそこにいるだけでも、少しずつ環境に馴染み、自然に接点が生まれます。それでいいんです。
できた縁を大切にすればいい。できなかった縁は、それまでの縁。最初から深く関係を作らないという選択も、成熟した対処の1つです。
ただそこにいて、自然にしていればいいんです。それに、すでに環境が変わってもつながっている人が1人でもいたら、なおさらそれで十分だと思います。
気軽に誘える人がいない
「昔は、もっと気軽に誘える友達がいた気がする」「今は、誰かを誘うだけで、ちょっと気を遣ってしまう」
たしかに人生の中で、そう感じる時期ってありますよね。私もありました。特に、高校生から大学生になったときと、周囲で結婚する人が増えたときに感じました。でも、それは無理もないことなんです。

