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「なぜ3人より2人?」 若手と対話・雑談がうまくいく人数の法則 「世代間ギャップで話が合わない」と嘆く上司の致命的な誤解

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2人だけの空間には、心理的安全性が自然と生まれる。信頼の土台なしに、人数だけ集めてもうまくいかない(写真:metamorworks/PIXTA)
  • 横山 信弘 アタックス・セールス・アソシエイツ 代表取締役会長

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「うちの若い社員は、なぜか話が合わないんだよなあ」

そう嘆く部長がいる。チームの懇親を深めようと、飲み会や社内ランチ会を積極的に企画する。ところが、どれだけ場を設けても、部下たちとの距離は縮まらない。「世代が違うから仕方ない」と片付けてしまうのだが、果たしてそれが本当の原因だろうか。

答えはノーだ。問題は「世代」ではなく、実はその場にいる「人数」にあるかもしれない。

今回は、対話や雑談の質を左右する「人数の法則」について解説する。コミュニケーションに悩む管理職や、チームの関係構築に課題を感じているリーダーは、ぜひ最後まで読んでもらいたい。

3人以上集めたがる部長の誤解

ある食品メーカーの営業部長、Kさんの話を紹介したい。

Kさんはコミュニケーションに積極的な人物だ。月に一度、部員全員を集めた懇親ランチを開催する。飲み会も定期的に企画し、「チームの絆を深めたい」という気持ちは本物。しかし、イベントが終わるたびに、こう感じるという。

「なぜか、毎回盛り上がりが薄い」

「若い社員と、ちゃんと話した気がしない」

Kさんが集めるのは、いつも5人、6人。多ければ10人近い人数だ。「せっかくだから全員で」という発想が、彼の口癖だ。しかしそれこそが問題だと、本人は知らない。

人数が増えれば増えるほど、会話の密度は下がる。これは感覚論ではない。社会学と心理学の両面から、すでに証明されていることだ。

20世紀初頭、ドイツの社会学者ゲオルク・ジンメルは、「人数」だけで社会的な関係の性質が変わると主張した。

彼が特に注目したのが、2人の関係(ダイアド)と3人の関係(トライアド)の違いだ。

2人だけの空間には、「絶対性」と「即時性」があるという。外部の視線がなく、相手だけに意識が向く。そのため、深い自己開示が自然と起きる。本音が出やすく、信頼関係が最も効率よく築かれる場でもある。

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