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「福祉に繋がるべき」との声もあるが…吉本ばなな氏がnoteで被虐待を告白、毒親サバイバーが明かす「毒親から逃げる方法」

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被虐待児の多くは人一倍「親に認められたい」という欲があり、親との関係を絶つのは難しい(写真:Ushico/PIXTA)
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2.自立できるまで耐え続けて消える

筆者は「自立できるまで耐え続けて消える」が最も手堅い選択肢だと考えている。なぜか。これは実際に筆者の兄が毒親から逃げた方法だからだ。

兄は勉強が得意で、教科書を読むだけでテストで高得点を取れるタイプだった。地元中学に進学後、少し遠くの工業高校へ入学し、優秀な成績で卒業し、地元の大企業に就職した。夜勤で同年代より高額な給料を稼ぎ、実家暮らしのメリットを最大限活かしてお金を貯めていたらしい。らしい、というのは筆者は東京の大学に進学して以来、一度も兄と話していないからだ。

筆者が知ったころには兄は実家から出ていき、その消息がわからなくなっていた。兄は自立できるまで耐え続けることを選んだのだ。

そして、自立できるかつ家族が跡を追えないタイミングでそっと消え、生きているのか死んでいるのかすらわからない場所へ行ってしまった。寡黙で何でも我慢するタイプの兄らしい選択だったと思う。兄が大好きな妹にとっては本当に悲しい結末だが、無事に母から逃げ出せて良かったと心から思っている。

「耐える」力が残っているのであれば、どうにか耐え続けて消えるように自立するのが毒親から逃げる堅実的な方法だといえるだろう。

環境を変えて親と一切関わりのないコミュニティで助けを求めた

3.周囲の人に助けてもらう

難易度が高い一方で効果が絶大な「周囲の人に助けてもらう」選択肢もある。筆者は生き抜くために死ぬ気でコミュニケーション能力を身に付け、これを選んだ。筆者が最初に「逃げよう」と考えたのは小6の夏だった。

筆者が住んでいたのは、瀬戸内海の離島というどうしようもない田舎だった。「このまま地元中学に進学すれば、絶対にこの環境から逃げ出せないな」と感じ、死ぬ気で勉強を開始。そして、半年の猛勉強が実り、中高一貫の私立校への進学を決めた。

進学の良いところは、人間関係が広がって、周囲に「まとも」な人間が多くなることだ。その結果、筆者は親と一切関わりのないコミュニティで助けを求めることができた。

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