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『広告を出稿しても売れない』時代に企業が磨くべきたった1つの力 「信頼による差別化」という現代の最強武器

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広告を見てイライラする女性のイラスト
一方的に“見せられる”広告に違和感を抱いたことはないだろうか(写真:drawlab19/PIXTA)
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ベゾスは、「優れた顧客体験が口コミを生み、口コミが集客と売上を呼び、その売上が物流やサービスへの投資を可能にし、さらに顧客体験が向上する」という“連鎖反応型の成長循環”を「フライホイール」と表現したわけだ。

アマゾンが実際にそれを実現していることを考え合わせても、フライホイールのポテンシャルが理解できるのではないだろうか。

著者はここで、ファネルに代わる新たな構造である「フライホイール」を4つのステップで捉えている。

1.COMPANY:「会社」が生み出す「プロダクト」

いうまでもなく、ブランドの起点は「会社」だ。とはいえこれは法人としての組織ではなく、“その組織がなぜ存在するのか”という本質的なミッションやビジョンを指す。

言い換えれば、「私たちはなぜこの世界に必要なのか?」という問いに対する答えが、ブランドの起点となるわけである。

この理念が曖昧なままでは、どれだけ見た目や機能にこだわったとしても顧客からの信頼を得ることはできない。逆にいえば、理念が明確であれば、それが行動基準となるためプロダクトや体験に一貫性が生まれるのだ。

なお、このことに関連し、著者はユニクロの話題を引き合いに出している。フライホイールを理解するための格好なトピックなので引用しておこう。

ユニクロの創業哲学は「服を変え、常識を変え、世界を変えていく」というもの。衣服を社会課題と結びつけて捉えるという価値観が、単なるアパレル企業とは違う姿勢を印象づけている。世界中に展開しながらも、その姿に一貫性があるのは、まさにこの創業哲学の明快さに支えられているからだ。(184ページより)
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