加えて言うと、気象条件も予想外。3日こそ10時の練習開始だったから、気温33度という高温の環境下でトレーニングできたのだが、4~5日は夕方に雨が降り、気温が低下。5日などは気温26度と上着を羽織らないと肌寒いくらいで、冨安健洋(アヤックス)も「もう少し暑くなればいいんですけどね」と願望を口にしていた。
5日からサポートプレーヤーとして再合流した前キャプテン・吉田麻也(LAギャラクシー)も「天気は難しいですよね。どんなに視察をしていいと思っても、こういうことは起こりえる。ダラスだってハリケーンで飛行機が飛ばなくなることもありえるし」と北米通らしい達観を見せていた。
「大事なのは、今ある手札の中でどうやって自分たちがいい状態を作っていくかということ」と冷静にコメントしていたが、本当にそのとおり。森保ジャパンは今、対応力と臨機応変さが強く求められているのである。
歴史的円安でポテチは1個500円
そんなチームについていく報道陣も、正直言ってかなり大変だ。
筆者はアメリカ・ダラスでの1泊を含めて約40時間かけて2日夜に現地入り。Airbnbで予約していた一軒家にウーバーで向かったのだが、長期間使われていなかったのか、中に入るとゴキブリが多数出没。モンテレイ滞在はいきなり掃除からスタートした。
続いて、水も湯も出ないという事態に直面。ホストに電話をかけるも連絡が取れず、自力で解決を強いられた。よくわからない家の中をあちこち探し回り、スイッチをひねってみて、何とか解決策を見いだしたが、最初から前途多難を予感させた。
その後、近くのスーパーまで買い物に行ったのだが、ポテトチップスが1個500円もする。ビールは350ミリリットル×6本で1200円程度と日本並みではあったが、ほかの商品は軒並み高い。「メキシコは物価が安い国なんじゃなかったのか」と疑問を覚え、為替レートの推移をチェックしたところ、6月初旬の1ペソ=9.2円という対円レートは歴史的高値なのだという。
過去5年の推移を見ても、1ペソ=7円台が長く続いたものの、2025年あたりから8円台に上昇。今年2月に9円台を突破すると、その後も円安傾向で推移している。イラン情勢の悪化によって資源国・メキシコの通貨が急騰したのも大きかったようだが、このレートだと大半の商品が日本の1.5〜2倍換算になってしまう。
