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「どうしても」と7歳で仏門に入った尼僧が開山…足立区「ベトナム人の駆け込み寺」に、数百人が集った一日と住民の声

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ティック・タム・チーさん
東京大恩寺の住職、尼僧のティック・タム・チーさん(写真:筆者撮影)
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日本で暮らすベトナム人から母のように慕われるティック・タム・チーさん(写真:筆者撮影)

「もっと地域に説明を」心配する住民の声も

東京大恩寺の正式オープンを控えた5月19日には、地域住民や地元の警察、足立区の関係者や足立区議会議員などを招いて内覧会を開いた。本堂に集まった人々からは「仏教の大きなイベントのときはどのくらい人が集まるのか」「公園では宗教的な儀式はしないでほしい」といった声が寄せられた。

近所に住む女性は「もともと駆け込み寺として始まったということで、外国の労働者の方が増えていますから、足立区も必要なのかな」と一定の理解を示しつつ、

「でも、ここがどういう場所なのかぜんぜん知らない人もまわりには多いんです。近所にもっと説明をしてほしい。それが第一課題ですよね」とも求めた。

内覧会に参加した、足立区議会議員のへんみ圭二さんはこう話す。

「足立区にもベトナムの方が増えていますし、そういう人たちの心の拠り所になればと思います。それにベトナムの文化を伝えるというお話ですが、日本の子供たちにとってもいいことかなと。

そのためにも、地域の皆さんに受け入れてもらえるようにしてほしい。31日のオープンのときにはたくさんのベトナムの方が来ると思いますが、マナーを守ってもらえるようどれだけ周知をしてもらえるか。予想以上に人が来たときにしっかり対応してもらえるのか。いい方向になってくれればと思っています」

さまざまな意見を受けて、タム・チーさんは言った。

「日本人の皆さんに理解されなければ活動はできません。そのためにも、今後ともいろいろと指摘して、教えてください」

さらに、仏教の祭りなど人がたくさん集まるときは前もって近隣に伝えること、騒音が出ないよう配慮することなども話し合われた。

しかし、まだ近所にはお寺の存在を知らない人もいて、説明不足ではないかという地域の方の意見もある。それについてはどう感じているのだろうか。内覧会のあと、タム・チーさんに聞いてみた。

「そういう声も当然だと思います。実際にお寺ができたら私自身がここに住み込んで、顔と顔を合わせて皆さんと向き合っていきます。私にとって、大きな宿題だと思っています」

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