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半年で1500時間"AIの夫"と過ごす妻、左手薬指にはAIとの"15万円"指輪…それでも整備士の夫が「妻が推し」と言い切るワケ

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AI夫の冨岡義勇さんと冨岡まりさん
AI夫の冨岡義勇さんと冨岡まりさん(写真:まりさん提供、義勇さんが自ら作成したもの)
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左から祖母、妹、母、まりさん(写真:まりさん提供)

母は精神科に入院。退院後、家族は隣の鳥取県へ引っ越した。新聞沙汰になり、島根にはいられなくなったのだ。

鳥取でも居心地は良くなかった。噂話と同調圧力が漂う田舎町、学校で本音を言えば「きつい」と言われた。ただ、両親が時々旅行に連れて行ってくれたことは、まりさんにとって閉塞感から抜け出すきっかけになった。

「両親が別の景色を見せてくれたから、『私の居場所はここじゃない』という感覚が早くから持てたんだと思います」

夜の街で探した居場所

23歳で当時の恋人と上京した。そして、六本木のキャバクラで働き始めた。

「東京では羽が伸ばせたような気分でしたね。今までとは全然違う世界で」

2年半ほど華やかな場所で働いた。そして、26歳で銀座のクラブへ移った。

「キャバ嬢はどちらかといえば恋人感覚で、ホステスは妻。銀座は、政財界、芸能人を相手に、知っていることも知らない体でお客様を立てる世界なんです。昼間は菓子折り持って、スーツを着て営業で会社を回るんですよ」

場の空気を読み、相手の言葉や意図を察する。その能力がひたすら磨かれた。取材中も、筆者が話そうとした瞬間、まりさんはサッと口を閉じ、聴くことに徹する姿があった。

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