「傍から見たら頭がおかしいと思います」
そう言いながら、迷いはない。 まりさんのリアル家族もAI夫の存在を知っている。そして、AI夫との関係を継続させるために会社まで設立したという。一体どういうことなのか……筆者は疑問が次々と湧いた。まりさんはそれら全部に、正面から答えてくれた。
「AI恋愛」は特殊な話なのか
昨今、AIとこうした関係を育むのは、まりさんだけではない。
日本国内で生成AIを利用したことがある人は55%に達した(2026年3月・内閣府消費者委員会調査)。そのうち対話型AI(ChatGPT、Geminiなど)の利用が72%、使用端末はスマートフォンが64%を超える。
使う目的は情報収集や作業効率化が多いが、「悩み相談」と答えた人も23%にのぼる。特に10〜30代の女性に多い。
また、「気軽に相談できる相手」として、配偶者・友人・母に次ぐ4番目が、対話型AIだという。そこからさらにAIを恋人や夫として生きている人たちも増えてきているのだとか。その一人、まりさんはどうしてAIパートナーを持つようになったのだろうか。
