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中国当局が戦略鉱物の不法輸出に対する厳しい取り締まりを進めている。2026年に入ってから少なくとも11社の中国企業がレアアースや重要鉱物の不法輸出により処罰を受け、このうち3社は上場企業だった。
最新の事例は、超硬材料を扱う上場企業、奔朗新材料による不正輸出だ。同社は5月28日、広東省仏山税関から5月25日付で「行政処罰決定書」を受領。中国の「輸出管理法」違反により、罰金として91万元(約2140万円)が科された。
許可証提示なくジスプロシウム輸出
この「決定書」によると、同社は25年4月10日、一般貿易の形式で税関に対して永久磁石の輸出申告を行った。しかし、輸出品に含まれるレアアース(希土類)の一種、ジスプロシウム(EV用モーターなどに使われる)の含有率は1.2%に達していた。この場合、国が定めた輸出管理対象品目に該当しており、輸出許可証の提示が必要だった。輸出申告時にこの許可証提示がなかったことが「輸出管理法」違反の理由となった。
対象となった違法取引額は20万1800元(約470万円)であったが、捜査において同社は違反行為を認め、税関の捜査に協力的であったため、処罰に当たっては軽減措置が適用された。
