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【最新調査】「偏食」「コミュ苦手」「視力低下」「ネット依存」・・・《子どものからだのおかしさ》3つの神経系機能の危機とは?

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子どもイメージ
教職員らが感じている「子どものからだのおかしさ」とは?(写真:bino/PIXTA)
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野井氏は、現代の子どもたちが直面している状況を「ポリクライシス(複合的危機)」と表現する。

「貧困や格差、学力偏重教育、虐待、政治的混迷に加え、この5年間ではコロナ禍、気候変動、デジタル化の加速も重なりました。複数の問題が絡み合い、子どもたちのからだに深刻な影響を与えていると考えられます」(野井氏)

その解決策として野井氏が提唱するのが、「ポリソリューション(複合的解決)」という考え方だ。

「カギになるのは『遊び』です。思い切り外遊びをすれば、ワクワクすることで前頭葉の発達が促され、太陽光を浴びることで近視抑制や睡眠リズム改善も期待できます。からだを動かせばお腹が空いて偏食の改善にもつながり、友達との関わりを通してコミュニケーション能力も育まれます。つまり、1つの取り組みで複数の問題を解決できる可能性があるのです」(野井氏)

スクリーンタイムと同等かそれ以上の「グリーンタイム」を

そのうえで、野井氏は「スクリーンタイムをゼロにすることは難しい時代だからこそ、それと同等か、それ以上の『グリーンタイム(自然と触れ合ったり、屋外で遊んだりする時間)』の確保が重要です」と訴える。そして具体策として、「小学校の校庭に木を植え、森のような空間を作ること」を提案する。

「木陰があれば、猛暑日でも外遊びができます。体育の授業も、木々に囲まれた環境でからだをどう動かすかを考えればよいのではないでしょうか。本格的に暑くなる前から外遊びを推奨して暑熱順化を進めたり、外遊び前に氷水を飲ませたりすることも含め、急激な気候変動が進む中でも、子どもたちが安全に外で遊べる環境を整えていかなければなりません」(野井氏)

そして今回の調査結果を踏まえ、野井氏は次のように語った。

「今、子どもたちのからだは確実にSOSを発しています。だからこそ、大人が既成概念にとらわれず、子どもたちの心身の成長を支える『遊びという名の学び』を取り戻していく必要があるのです。今の学校現場は『園の学校化、遊びの教育化』ともいえる状況にありますが、『学校の園化、教育の遊び化』が求められているのではないでしょうか」

東洋経済education×ICTでは、小学校・中学校・高校・大学等の学校教育に関するニュースや課題のほか連載などを通じて教育現場の今をわかりやすくお伝えします。

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